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非破壊検査とは

鉄筋ガス圧接部の超音波探傷検査

鉄筋ガス圧接部の超音波探傷検査とは、人間の耳には聞こえないほど周波数の高い波(超音波)を斜めに鉄筋内に入射させ、圧接面の欠陥からの反射波の強さを捕らえて内部欠陥を検査する方法です。

鉄筋ガス圧接部の超音波探傷検査では、鉄筋のリブを利用して超音波の送信・受信を行う斜角二探触子K走査法を用いて、圧接部に不完全接合部(欠陥)があると、送信探触子より斜めに入射された超音波が不完全接合部(欠陥)で反射される。

この反射波を送信探触子と反対側のリブ上にセットした深触子で受信し、反射波の強さ(エコーの高さ)を測定して圧接部の合否を判定するものです。
ただ、すべての内部欠陥を検出できるわけではありません。


機械式継手鉄筋挿入長さ

機械式継手では、鉄筋挿入長さの不足などが、危惧されています。鉄筋挿入長さは、主にプロセス管理や目視検査によって確認され、さらにプロセス管理や目視検査の妥当性を検証する事を目的として超音波測定検査が行われています。

超音波測定検査はSVコーナーエコー法を用いて、カプラーまたはスリーブの中に挿入されている鉄筋の長さ(鉄筋挿入長さ)を測定する事が可能です。

SVコーナーエコー法とは、表面SV波探触子を用いて、鉄筋端面の下側の角部から反射されるエコーを検出して鉄筋挿入長さを計測する方法です。

検査対象の鉄筋継手部

資格種別 検査対象継手部
1G種 ガス溶接継手部
1W種 溶接継手部
1M種 機械式継手部
2種 ガス溶接継手部、溶接継手部
3種 ガス溶接継手部、溶接継手部、機械式継手部

検査作業可能範囲

鉄筋継手 鉄筋の種別 鉄筋の呼び名
ガス圧接継手 SD295A、SD295B、SD345、SD390、SD490 D16~D51
溶接継手 SD345、SD390 D19~D51
機械式継手 SD295A、SD295B、SD345、SD390、SD490、USD590A、USD590B、USD685A、USD685B D10~D51

非破壊検査のメリット・必要性

非破壊検査の必要性

非破壊検査は様々な検査対象物の「破損・事故を未然に防ぐ」という点で非常に重要な役割を担っています。
特に、各種プラントや発電所などでは安全性を維持しながら稼働し続けることが必要なため、非破壊検査技術は現代社会において『無くてはならない技術』と、なっているのです。

非破壊検査のメリット

  • 構造物を傷めることなく構造物内部の状況を把握
  • 目的別に調査方法を提案
  • 微破壊が可能か、全て非破壊かによって調査方法を選択
  • 仕上げの状況、撤去復旧の可否によって調査方法を選択
  • 劣化進行の予測、残存寿命の推定が可能

施工実績

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